日本海事センター・企画研究部がこのほど発表した財務省貿易統計に基づく「日本〜中国間の2024年6月のコンテナ荷動き」によると、日本発の往航が前年同月比2.3%減の63.6万トンで3ヵ月ぶりのプラス、貿易額は1.4%減の7964億円で4ヵ月ぶりのマイナスとなった。

　日本積みの上位10品目では、1位の「プラスチック及びその製品」が6.7%増、2位の「木材パルプ、古紙、板紙など」が21.3%増、4位の「銅及びその製品」が9.8%増、7位の「有機化学品」が6.9%増とプラスであったが、そのほかの6品目がマイナスとなった。

　一方、6月の中国発・日本向けは3.4%減の170.8万トンで3ヵ月ぶりのマイナス。貿易額は2.7%減の1兆4933億円でこちらも3ヵ月ぶりのマイナスとなった。

　品目別では上位10品目のうち、4位の「プラスチック及びその製品」が4.8%増、9位の「無機化学品及び貴金属、希土類金属」が1.8%増のプラスであったが、残りの8品目がマイナスとなっている。