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日本の海運3社/造船4社が液化CO2輸送船の共同検討
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日本の海運3社/造船4社が液化CO2輸送船の共同検討

 日本郵船/商船三井/川崎汽船の3社はこのほど、三菱造船/今治造船/ジャパンマリンユナイテッド(JMU)/日本シップヤードと、液化CO2輸送船(LCO2輸送船)の標準仕様・標準船型確立に向けた共同検討に着手したと発表した。

 回収したCO2を貯留地に向け海上輸送する各種のCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)プロジェクトが進む中、今後はLCO2輸送船の需要拡大が見込まれており、国内で安定的にLCO2輸送船を建造・供給してCCSバリューチェーンの実現を図る必要がある。

 このため7社は今回、LCO2輸送船の標準仕様・標準船型の確立や建造サプライチェーンの確立が重要な課題であると認識、共同検討を行うこととなったもの。

 7社は、「この検討はLCO2輸送船を対象に進め、将来的には国内の他造船所での建造も可能にすることを目指す。また、LCO2輸送船だけでなく実用化が期待される脱炭素技術(アンモニア燃料など)を活用した新燃料船についても、同じ課題認識を共有する他造船所を含めて、業界関係者と広く連携する枠組みの構築など、業界一丸となって脱炭素社会のさらなる進展に貢献していきたい」としている。

Last Updated : 2024/09/06