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MOLが傘下のCVC通じて英海運DXのSignolに出資へ
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MOLが傘下のCVC通じて英海運DXのSignolに出資へ

 商船三井(MOL)のコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)であるMOL PLUSはこのほど、英国を本拠とするSignolに出資すると発表した。

 Signolは、“行動科学”を利用した船舶/航空機のGHG削減業務支援ツールを提供する企業。

 Signolの管理ツールでは、燃料節減のための様々なタスクや、それぞれの燃料節減の目標値・目標との差、行動の改善案などを一元的に管理・把握できるため、船上/陸上での運航業務の効率化と環境負荷低減に寄与するとしている。

 また、同ツールは人間の行動の法則性などを含む行動科学に基づき設計されており、データとタスクが一目で分かるようなデザインとなっている点を特徴に挙げている。

 MOL PLUSは、「海運業界では船の燃料消費量・GHG排出量の削減を目的に、風力推進装置の導入やプロペラ改良などハードウェアのアップデート、またクリーンな代替燃料あるいは航路最適化に向けたソフトウェアの活用などを含むDXの推進に幅広く取り組んでいるが、それにより船の運航にかかるタスクが船上/陸上ともに増えている現状がある。Signolのソフトウェアがそうした課題を解決してゼロエミッションの達成に大きく寄与すると期待し、今回の資金調達に参画した」と説明している。

Last Updated : 2024/09/06