商船三井(MOL)はこのほど、阪急阪神不動産の豪州現地法人Hankyu Hanshin Properties Australia (以下、HHPAUS)が組成・運用するファンドへの出資を通じて、豪州における物流不動産の賃貸・開発事業に参画すると発表した。MOLが豪州で物流不動産事業を手がけるのは、これが初となる。
同事業は、豪州の4都市(Sydney/Melbourne/Brisbane/Perth)の物流不動産11件・43棟の持分を取得、アジア太平洋地域に特化した物流不動産ESR Groupの豪州現法らと共同で賃貸・開発を行うもの。
MOLは、「豪州ではこれまでグループ傘下のダイビルがオフィスビル事業に進出していた。昨今、EC利用の高まりを受けて旺盛な需要が見込まれる物流不動産事業にも進出することで、収益安定化と事業拡大を図る」としている。