日本海事センター・企画研究部がこのほど発表したContainer Trades Statisticsの統計に基づく「アジア〜欧州間の24年7月のコンテナ荷動き」は、アジア発・欧州向けが前年同月比6.4%増の158.9万TEUで17ヵ月連続のプラスとなった。
7月のアジア積みは、トップの中華地域積みが9.6%増、東南アジア積みが5.4%増、北東アジア(日韓台、極東ロシア)積みが14.8%減であった。
欧州向けは2年近く前年同月比プラスとなり荷動き好調が続いているが、新造大型船の就航が相次ぎ供給過多となりつつある。7月をピークにスポット運賃も下落に転じており、今後の見通しが不安視されている。
一方、欧州→アジアの7月復航は0.6%減の53.9万TEUで横ばいながらも3ヵ月ぶりのマイナス。アジア側の揚げ地は中華地域揚げが4.4%減、東南アジア揚げが1.5%増、北東アジア揚げが5.1%増であった。
