日本海事センター・企画研究部はこのほど、「アジア(日本含む)〜米国間のコンテナ荷動き」の2024年8月往航と6月復航の速報値を発表した。
8月往航は前年同月比17.6%増の188.6万TEUで11ヵ月連続のプラスとなった。8月までの累計は前年同期比16.3%増の1379.9万TEUとなっている。
8月往航のアジアの積み地は、トップ3の中国(19.3%増)、ベトナム(24.1%増)、韓国(31.9%増)が大幅に伸びたほか、4位以下のインド(3.6%増)、タイ(7.3%増)、台湾(6.6%増)、日本(10.7%増)もプラスとなり全体の荷動きでも2桁プラスを記録した。また、品目別では上位20品目すべてが前年同月比プラスとなった。
米国向けは、今月末で期限切れを迎える東岸港湾の労使交渉によるストライキを懸念して西岸揚げの割合が徐々に増えており、8月は西岸揚げが56.3%、東岸が33.5%、ガルフが7.2%、その他が3.1%となっている。
一方、6月の復航は9.1%増の45.7万TEUで2ヵ月ぶりのプラス。上半期は0.8%増の横ばいであった。
