OOCLの親会社OOILはこのほど、Cosco ShippingグループのCosco Shipping Ports(中遠海運港口、以下、CSP)と、CSP傘下のCSP Tianjinが保有する中国・天津港のTianjin Port Container Terminal(TCT)の一部株式を取得することで合意した。
TCTは華北最大のコンテナ・ターミナルで年間コンテナ処理能力は600万TEU。現在TCTの株式はCSP Tianjinが45%、Tianjin Port Holdingsが41.69%、China Merchants Terminals(招商局港口)が7.3%、China Shipping Terminal Developmentが6.0%を保有している。
今回の契約は、OOILがTCT株式取得額としてCSPへ262万ドルを支払うとともに、TCTによるCSPへの負債4667万ドルを引き継ぐというもの。
総額は4930万ドルで、CSPが保有するTCTの株式持分の20%に相当する。その結果、OOILはTCTの株式9%を間接保有することになる。