日本海事センター・企画研究部がこのほど発表した財務省貿易統計に基づく「日本〜中国間の2024年7月のコンテナ荷動き」によると、日本発の往航が前年同月比2.2%減の62.6万トンで2ヵ月連続のマイナスとなった。貿易額は6.5%増の8203億円で2ヵ月ぶりのプラスとなっている。
日本積みの品目別では、トップ5のうち1位の「プラスチック及びその製品」が8.5%増となったものの、2位以下の「木材パルプ、古紙、板紙など」が1.9%減、「機械類」が1.4%減、「銅及びその製品」が9.7%減、「鉄鋼」が6.9%減と1位を除いて軒並みマイナスであった。
一方、7月の中国発・日本向けは14.1%増の185.1万トンで2ヵ月ぶりのプラス。貿易額は18%増の1兆6827億円でこちらも2ヵ月ぶりのプラスとなった。
品目別では上位20品目のうち19品目がプラスとなり、1位の「機械類」が15.7%増、2位の「野菜、穀物、果実、採油用種子、茶など」が21.1%増、3位の「調製食料品、飲料、アルコール、食酢など」が20.4%増、4位の「プラスチック及びその製品」が21.2%増、5位の「鉄鋼製品」が14.9%増となった。トップ5の品目すべてが大幅に伸びたことで、全体の荷動きも2桁増となった。
