阪急阪神エクスプレスは10月4日、ケニア法人のIntraspeed Arcpro(Kenya)Ltd.がケニア首都Nairobi市に新倉庫を開設し、8月から営業を開始したと発表した。Intraspeedは1999年設立、阪急阪神エクスプレスが2018年に出資して子会社化した。
新倉庫は、倉庫面積が1080m2で、Nairobi国際空港から車で約10分、またSyokimau・ICDとNairobi・ICDからも至近のSunflag工業区に位置する。同地の既存倉庫が手狭になったため同工業地区内に第2倉庫を新設したもの。
既存倉庫では、各ICDやMombasa港からの海上輸入コンテナのデバンニングや一時保管、ピース単位での入出庫ピッキングから検品、ラベリングを行う3PLのほか、保税エリアを利用した一時保税保管、海上から内陸国であるウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、タンザニア向け陸送に積み替えるクロスドックなどの業務を行っていた。このほか、近くのルーフ付き保税ヤードを利用して倉庫内で保管しにくい新車や背高の産業機械、建機などの輸入前一時保管にも対応している。
新設の第2倉庫は、3PL需要の増加に対応して第1倉庫と同様に保管貨物はWMSシステムで管理し、24 時間CCTV、営業時間中の警備員の常駐など、貨物の保安、セキュリティ対策を図り、高品質なサービスを提供するとしている。
▪️Intraspeed Arcpro(Kenya)Ltd. Nairobi 2nd Warehouse
所在地:Sunflag Industrial Park, Unit 13, Mombasa Road, Nairobi, Kenya
業務内容:在庫管理、流通加工、集配送、食品保管