Wan Hai Lines(WH)は10月7日、同社のコンテナ船隊でバイオ燃料を正式に採用すると発表した。
バイオ燃料使用の第1船は、極東〜インド航路CI6に投入しているWan Hai 510(4333TEU)で、燃料サプライヤーのKPI OceanConnect社との協力により、Singaporeで廃食油メチルエステル(UCOME)と低硫黄燃料油(VLSFO)を混合したB24バイオ燃料が補充された。
B24バイオ燃料はISCC(国際持続可能性カーボン認証)認定で、従来のVLSFOと比較して炭素排出量を20%削減できると見込まれている。
WHは2050年までのGHG排出量ネットゼロ・エミッション達成を目標に定めており、「バイオ燃料の採用は、炭素削減に向けた当社の取り組みにおいて重要なステップだ。当社には、より環境に優しいソリューションを模索し、全船で低炭素燃料を使用することで、ESG省エネと炭素削減の目標を達成する責任がある」とコメントしている。