山九はこのほど、兵庫県姫路市の危険品倉庫「姫路ケミカルセンター」を10月1日に増設したと発表した。

　同センターは22年に倉庫1棟で開設したが、同エリアにおける危険品倉庫のニーズに対応して敷地面積を3166m2拡張し、今回、新たに1000m2の常温倉庫を増設したもの。同センターは庫内に柱がないため、最大限の商品保管が可能なことが特徴で、掘り込み式コンテナスロープを設け、法令で定められた倉庫天井高を最大限維持・活用できる構造となっている。

　新倉庫は既存施設と同様に、国内貨物、輸出入貨物、小ロットから大ロットまで幅広い貨物に対応しており、とくに関西・中国・四国地方の各種メーカーの在庫ストックポイントや輸出入発着地点としての活用が見込まれている。山九は「近隣の各拠点と連携して、輸出入通関業務から倉庫・梱包、輸配送まで一貫して作業が遂行できる体制を整えている」としている。

▪️山九（株） 姫路ケミカルセンター
　所在地：〒672-8079兵庫県姫路市飾磨区今在家1088番地
　敷地面積：7608m2　倉庫面積：1000m2×2棟
　対応危険品：消防法第4類、アルコール類、動植物油類（特殊引火物除く）