ターミナルオペレーター大手のDP Worldはこのほど、同社が運営するLondon Gateway港を拡張する計画を発表した。
新たに総額10億ポンド(約13億ドル)を投じて、2バースを新設し、既存の4バースと合わせて6バースに増強するほか、2つ目の鉄道ターミナルを建設するもの。
London Gateway港の年間コンテナ取扱量は約200万TEUだが、拡張により10年後には岸壁延長2500m、全長400m超の大型コンテナ船6隻が同時に着岸して荷役することが可能になるため、同港の年間コンテナ取扱量が大幅に増加する見込み。
DP Worldによる同港への総投資額は、今回の拡張計画を含め計30億ポンド以上にのぼる。同ターミナルでは直近にも4つの目のバースが追加され、近日中にコンテナ船が初寄港する予定。
DP Worldは英国でLondon・Gateway港のほかSouthampton港のコンテナターミナルも運営しているが、大手物流プロバイダーとしても、自動車や生鮮食品など、さまざまな分野で倉庫/輸送/港湾などの物流に関するサービスを提供している。