鴻池運輸はこのほど、同社グループでインドに本社を構えるJoshi Konoike Transport & Infrastructure Pvt. Ltd.(JKTI、本社:New Delhi)が、24年11月から新たに鉄道コンテナ輸送用車両9編成を順次投入し、インドでのコンテナ輸送事業を拡大すると発表した。
JKTIは、インドで鉄道によるコンテナ輸送や自動車輸送を展開しており、2017年から鉄道のコンテナ輸送事業に本格参入している。同国では2070年までにネットゼロの目標を掲げ、CO2排出量の大幅削減が可能で環境負荷が小さい鉄道輸送のニーズが高まっている。
JKTIは現在、西インドの主要3港(Nhava Sheva/Pipavav/Mundra)とDelhi首都圏近郊のパートナーが運営するFaridabadのICD(Inland Container Depot)を結ぶ区間で輸送サービスを提供している。今回、従来の車両4編成から9編成を追加して全13編成とし、車両数が180両(45両/編成)から585両へと約3倍に拡大した。今後は既存ルートのサービス強化とともに、新ルートをインド全土へと順次拡大していく計画としている。