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大井ふ頭で日本初の水素燃料RTGの荷役作業検証
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大井ふ頭で日本初の水素燃料RTGの荷役作業検証

 東京都港湾局は10月21日から、日本郵船、ユニエツクスNCT、三井E&S、岩谷産業と昨年締結した「東京港における荷役機械のFC化プロジェクト」に基づき、大井コンテナふ頭においてタイヤ式門型クレーン(RTG)に燃料電池(FC)を実装し、日本初の水素燃料のRTGによる荷役作業を開始した。

 実証は大井ふ頭6/7号バースの日本郵船東京CT内で、10月21日〜来年3月末まで実施予定。

 実施内容は、(1)荷役機械のディーゼル発電機をFC発電装置へ換装し、発電時にCO2を排出しない水素を燃料としながら、換装前と同等の荷役能力を得られるか検証を行っていく。(2)荷役機械に対する水素供給体制を構築するため、千葉県内の水素製造工場から大井ふ頭へトレーラーによる水素運搬を行い、ふ頭内に設置した水素供給ユニットで水素を昇圧したうえでRTG内の水素タンクへ充填する。(3)FC発電装置に換装済みのRTGに水素充填して荷役作業を行い、データ収集および分析を実施し、ターミナルオペレーション上の課題や対応策等を検証するーとしている。

 東京都港湾局は「本プロジェクトの成果を広く展開することで、荷役機械等の水素利用の普及促進を図り、東京港の脱炭素化を推進していく」とした。

Last Updated : 2024/10/25