CMA CGMは10月22日、仏の水・廃棄物処理大手SUEZと、欧州でのバイオメタンの生産と海上輸送の低炭素化に向けた覚書(MOU)を締結したと発表した。
廃棄物の回収によって生産される再生可能燃料であるバイオメタンに関する長期的な産業パートナーシップを確立し、欧州における海運の脱炭素化を支援するもの。
提携により、CMAはSUEZから2030年までに年間最大10万トンのバイオメタン燃料の供給を受ける。
また、両社は2030年までに欧州でバイオメタン生産施設を開発するための第1段階として、1億ユーロを共同投資する。同施設で生産されたバイオメタンはCMAグループやその他企業に供給される。
このほか、水熱ガス化プロセスによるバイオ燃料生産のための革新的な技術設計を目的とした共同研究開発(R&D)イニシアチブを実施するとしている。