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CoscoがHutchisonグループ2社に出資してタイの港湾事業に初参画
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CoscoがHutchisonグループ2社に出資してタイの港湾事業に初参画

 Cosco ShippingグループのCosco Shipping Ports(中遠海運港口、以下、CSP)は10月23日、香港のターミナル大手Hutchison Portsから、タイLaem Chabang港のターミナル運営業者Thai Laemchabang Terminal(TLT)およびHutchison Laemchabang Terminal(HLT)の2社の株式を12.5%、30%をそれぞれ取得すると発表した。

 出資額は約1億1000万ドル(約167億円)。CSPがタイでの港湾運営に参画するのは初となる。TLTとHLTは、Laem Chabang港周辺で最大のターミナル運営会社で、TLTはバースA2、HLTはバースA3、C1、C2、現在拡張中のD1-D3を運営している。

 Laem Chabang港はタイ最大の深水港で、タイ発着のコンテナ貨物取扱量の約80%を占める。タイ政府は同港の開発を積極的に支援しており、タイ東部経済回廊などのインフラプロジェクトの継続的な開発と拡張が行われている。

 CSPは今回の出資により、同社の港湾リソースを最適化し、港湾と海運の相乗効果を深めるとしている。

Last Updated : 2024/11/01