郵船ロジスティクス(YLK)は、2017年から開始した中長期経営計画”TRANSFORM 2025”の第3フェーズにおけるCorporate Transformationの取り組みとして、Global Headquarters(GHQ)を新会社として独立させることで、組織運営体制の再編を行う。
これまで同社内で別々に運営していたGHQと日本地域事業をそれぞれ異なる役割と機能を持つ独立した組織とすることで、スピーディーな意思決定を図りグループ経営の一層の高度化を実現するとしている。
来25年4月に5つのRegional Headquartersが担ってきた本社機能をGHQに集約して郵船ロジスティクスグローバルマネジメント株式会社(YLGM)として新設し、グループ経営に特化した独立組織とする。
YLGMは、郵船ロジスティクスグループ全体の戦略立案を通じてグループ経営をリードしていく。一方、YLKは日本地域の事業会社として、国内市場での事業基盤をベースにビジネス環境に対応し、持続的に成長を続ける組織へと変革していくとしている。
YLGMは親会社である日本郵船がことし7月末に設立、10月31日の日本郵船の取締役会にて日本郵船が保有するYLKの株式をYLGMに承継させる会社分割(吸収分割)を決議した(効力発生日は25年1月予定)。今後、11月27日にYLKが吸収分割契約をYLGMと締結予定で、来25年4月1日付けでYLKからYLGMへGHQ機能を承継し、新体制で業務を開始する予定としている。