Maerskはこのほど、2024年第3四半期(7〜9月期)業績を発表した。
売上高は157億6200万ドル(前年同期比30%増)、EBITDA(金利+減価償却費+税引前営業利益)が47億9700万ドルと前年同期(18億7800万ドル)から2.5倍以上も増加した。また、営業利益(EBIT)33億900万ドルで前年同期(5億3800万ドル)から6倍以上伸び、大幅な増収増益となっている。
主力であるコンテナ船事業が中東危機によってスエズ運河から喜望峰経由となったことなどにより、運賃市況が大幅に上昇し、グループ全体の業績を押し上げた。
海運部門(Ocean)の業績は、売上高が111億700万ドル(前年同期比40.6%増)、EBITDAが40億200万ドルで前年同期の11.3億ドルから3.5倍以上も増加した。また、コンテナ輸送量は前年(316.6万EFU)から微増の317.5万FEUとほぼ横ばいであったが、FEU当たりの平均運賃収入は3236ドルとなり、前年同期の2095ドルから1000ドル以上増加している。