Ocean Network Express(ONE)はこのほど、2024年度第2四半期(24年7〜9月)決算を発表、売上高が前年同期比65%増の58億6400万ドル、税引き後損益は前年同期比10.7倍の19億9900万ドルとなった。
上期(4〜9月)業績は、売上高が同38%増の100億7500万ドル、税引き後利益は297%増の27億7800万ドルだった。
ONEは、「北米・欧州航路は堅調な消費者需要と7、8月の例年より早い繁忙期にけん引され、旺盛な輸送需要が続いたほか、中東情勢の影響により喜望峰ルートの利用が継続したことで運賃が堅調に推移した」と説明している。
2024年度の通期予想については、下期の税引き後利益については3億1700万ドルと前回公表値(5億ドル)から下方修正したが、通期の税引き後利益は30億9500万ドルと、前回発表の27億4500万ドルから3億5000万ドル引き上げた。
ONEは「特に年明け以降の情勢は、現時点での予測が困難で地政学的な不透明感が残る一方、新造コンテナ船の継続的な竣工が需給状況に影響を与える。状況の変化を注視し、機動的かつ効率的なオペレーションを維持する」としている。