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カナダ西岸に続きMontreal港でもロックアウト、政府が仲裁介入へ
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カナダ西岸に続きMontreal港でもロックアウト、政府が仲裁介入へ

 カナダMontreal港の使用者団体(MEA)は11月10日、労使交渉を続けているカナダ公務員組合(CUPE)Local 375に対して同7日付けで、6年間で累計20%以上の賃金引き上げを盛り込んだ最終案を提示し、回答を求めていたが、組合側がこれを拒否したことでロックアウトを宣言した。Local 375は10月末からストライキを実施している。

 カナダではMontreal港のほか、西岸VancouverやPrince Rupert港でも労使紛争によるロックアウトが行われているところ。

 同国港湾でのロックアウトを終了させるため、カナダのSteven MacKinnon労働大臣は11月12日、労働関係委員会(CIRB)に対し、強制仲裁に入り、港湾運営を再開するよう命じた。

 これを受けMEAとカナダ西岸のブリティッシュ・コロンビア州海事雇用者団体(BCMEA)は声明で、「政府介入を歓迎する」とし、「CIRBの指示を待っている」とした。

 カナダ政府の仲裁により、スト中の港湾は数日以内に運営が再開されると予想されている。

Last Updated : 2024/11/15