Wallenius Wilhelmsen(WW)は2025年1月1日から、複数の船舶燃料に対応した新BAF(燃料割増料金)として“BAF2.0”を導入する。同社が11月18日に発表した。
従来の低硫黄燃料油のVLSFOやMGO(マリンガスオイル)ベースのBAFスキームを段階的に廃止し、バイオ燃料、LNG(液化天然ガス)、メタノール、アンモニアなどを含む複数の新燃料をBAF2.0に統合するもの。
EUでは船舶燃料の脱炭素化促進を目的に、25年1月から船舶燃料規制“FuelEU Maritime”の適用が始まる。WWは「2040年までのネットゼロをを達成するには、代替燃料のコストを明確化することが不可欠で、BAF2.0はそれを実現するもの」としている。