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Cosco出資のペルーChancay港開港、アジア〜南米西岸のハブ港に
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Cosco出資のペルーChancay港開港、アジア〜南米西岸のハブ港に

 中国遠洋海運集団(China Cosco Shippingグループ)が60%出資するペルーChancay港(写真)の開港式が、11月14日に開催された。

 同港はペルー首都Limaから北へ約80kmに位置する。2011年から開発が進められていたが、19年1月にCoscoが港湾の60%の株式を購入し、事実上買収した。

 Chancay港は水深18m、全長1500mのコンテナ用2バース、多目的船用の2バースを含む4バースを備え、年間コンテナ取り扱い量100万TEU、自動車は16万台取り扱い処理できるように設計されている。

 Coscoは同港を南米とアジアを結ぶハブ港とする計画で、新たに開設予定の上海港とChancay港を結ぶ2ルートで、中国からペルーへの輸送日数が23日に短縮される。さらに、RoRo船サービスにより、南米地域における自動車配送センターの構築も容易になるとしている。

 開港式に出席した中国の習近平国家主席はChancay港について「“一帯一路”の一環であり21世紀の海上シルクロードが成功裏に始まった。同港を起点に中国と中南米の間に新たな海陸回廊を築く」としている。

Last Updated : 2024/11/22