三井倉庫ロジスティクスとデンソーはコンテナ部分を脱着できるスワップボディコンテナ車両を用いた幹線中継輸送サービス“SLOC”(Shuttle Line of Communication)を活用し、混載輸送サービスの実用化に向け、25年5月末まで実証実験を開始すると、このほど発表した。
今回の実証実験は、実際の顧客の貨物を輸送する三井倉庫ロジの事業の中で実施し、SLOCと三井倉庫ロジの「製・配・販売」連携ロジスティクスプラットフォームを組み合わせたサービス実用化に向けた課題をより具体的に洗い出すことを目的としたもの。
荷主が希望する運航スケジュールを実現しながら、複数荷主の貨物をデンソー独自のAIアルゴリズムによって算出した最適な組み合わせで混載し、積載率を向上できるか検証するほか、スマホとQRコードを活用し、コンテナが正しく中継されたかを管理するシステムを運用してさらなる改善を行う。