Maerskは12月2日、中国および韓国の造船所3社とLNG(液化天然ガス)二元燃料エンジンを搭載する9000〜1万7000TEU型コンテナ船20隻の建造契約を締結したと発表した。
中国の揚子江船業に9000TEU型2隻、1万7000型6隻を、韓国のHanwa Ocean Shipyard(旧大宇造船海洋)に1万5000TEU型6隻、中国の江蘇新時代造船に同型6隻をそれぞれ発注するもの。発注する20隻の累計キャパシティは30万TEUにのぼる。
新造船のデリバリーは2028年から開始され、30年までに全20隻を受領予定としている。
Maerskはことし8月、2026年〜30年にかけての船隊刷新プログラムを発表、将来的に50〜60隻の約80万TEU分の新造船を整備し、このうち30万TEUを自社所有、残りの50万TEUを長期用船とする計画としていた。今回の契約により、自社所有の30万TEU分を発注したことになる。
Maerskはメタノール二元燃料船を先行発注していたが、船隊の長期的な競争力と脱炭素化目標を達成するため、メタノールとLNGのデュアル燃料推進システムの組み合わせを選択している。