Ocean Network Express(ONE)は12月4日、寧波舟山港湾グループ(NZPG)と寧波舟山ターミナルで、ONEのコンテナ型陸電受電設備(APM)を使った陸上での電源供給の試験運用を実施した。
ONEとNZPGは12月6日に陸電供給に関するシンポジウムを開催、今回のトライアルは同シンポジウムに先立って実施されたもの。
中国の港湾で停泊中の船舶がAMPコンテナのリフトオン・リフトオフ作業を通じて陸上電源を利用した初の事例になるという。
AMPコンテナによる電力供給は、陸上側に電力ケーブルなどのインフラがなくても接岸中の船舶が補機を停止しつつ電力供給が受けられる。
シンポジウムでは両社の専門家が技術プレゼンテーションを行い、陸電利用の利点、運用手順、AMPコンテナとその応用技術に関する知見を共有したほか、AMPコンテナを搭載した船舶での、陸上電源使用のデモンストレーションが行われた(写真)。
