CMA CGMは12月12日、同グループのターミナル事業会社であるCMA Terminalsと港湾運営大手AD Portsグループの合弁会社が管理する、アラブ首長国連邦(UAE)Abu Dhabi港のCMA Terminal Khalifaがこのほど開業したと発表した。同日には開業式が行われた(写真)。
同ターミナルはCMA Terminalsが70%、AD Portsが30%をそれぞれ出資する合弁会社により、35年間のコンセッション契約に基づいて運営される。
第1フェーズの投資額は31億ディラハム(8億4500万ドル)で、8基の最新式の船岸間クレーン、20基の電動ゴム製タイヤ式ガントリー・クレーンのほか、自動化ゲートや効率性と持続可能性を向上させる統合システムなどの港湾インフラを備える。また、鉄道接続にも対応し、ゲートウエーとしての役割も期待されている。
CMA CGM施設の追加により、Khalifa港の年間コンテナ処理能力は23%増加(180万TEU)し、約1000万TEUに達することになる。
