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中国・京東物流が日本初の自営倉庫
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中国・京東物流が日本初の自営倉庫

 中国eコマース(EC)大手の京東集団(JD.com)傘下の京東物流(JD Logistics)はこのほど、千葉県浦安市に東京1号倉庫を開設したと発表した。京東物流として日本初の自社運営拠点となる。

 新倉庫は数百万点の商品を保管する能力を備え、庫内には数百台のロボットを配置し、従来の手動方式と比較して作業効率を100%以上向上させている。

 また、ロボット技術によって倉庫上部スペースを最大限活用しながら入出庫の運搬速度を向上させた。これにより、従来のオペレーションと比べ保管効率を約50%、ピッキング効率を約35%アップできると見込んでいる。

 同社は今後、同倉庫を核として日本、韓国、中国を結ぶ効率的な越境物流サービスを提供していき、東アジア地域の消費者に迅速な物流提供を進めていく。

 さらに京東物流は、今後2〜3年で日本と韓国に複数の自社運営の海外倉庫を展開する計画のほか、25年末までに世界19ヵ国に50以上の自社拠点を配置していく予定で、これにより多国間物流ルートを構築し、アジア太平洋地域で注文から2〜3日で配達可能な物流サービスの実現を目指していく。

Last Updated : 2025/01/10