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上海港の24年コンテナ取扱量、5000万TEU超で最多記録を更新
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上海港の24年コンテナ取扱量、5000万TEU超で最多記録を更新

 2024年の上海港のコンテナ取扱量が初めて5000万TEUを超え、世界最多記録を更新した。同港を運営する上海国際港務集団(SIPG)がこのほど発表した。これにより、同港の年間コンテナ取扱量は、2010年から15年連続で世界トップとなる見込み。

 上海港では昨24年に延べ1万5600隻、1日平均で40隻以上のコンテナ船が入港しており、200以上の国・地域の700を超える港湾との間を結ぶ航路を持つ。

 昨24年1〜11月の上海港におけるトランシップは前年同期比12.5%増の2898万4000TEUで、全体の取扱量の60%を占めた。このうち、国際貨物のトランシップは前年同期比2割超の増加となり、年間700万TEUを超える見込みとしている。

 SIPG生産業務部の楊焱浜副総経理は、「24年における上海港の水上から水上への積み替え率は60%に達し、過去最高を更新する見込みだ。19年にスタートした海上と鉄道の複合一貫輸送サービスは、毎日10ルート以上の定期便が運行されており、24年の輸送量は前年同期比約40%増の90万TEUを突破する見込みだ」とコメントした。写真は上海・洋山港。

Last Updated : 2025/01/10