自動車部品サプライヤーのアイシンはこのほど、ヤマト運輸と共同でトラックのラウンド輸送を開始した。
両社は「物流の2024年問題」への取り組みの一環として昨24年9月から、愛知県東部のアイシンの田原工場から名古屋港へアイシンの製品を輸送したのち、復路便でヤマト運輸の総合物流ターミナルで宅急便の荷物を積み込み、愛知県東部のヤマト運輸営業所へ輸送するラウンド輸送のトライアルを実施している。
実証の結果、効率的な輸送が可能であることが確認できたため、本年1月からアイシンの岡崎工場の定期便もルートに加えた本格運用を開始した。
アイシンは、「ラウンド輸送により、トラックの積載率を高めることができたほか、ドライバーの負担軽減、CO2削減、物流コストの低減が図れる」とし、今後、対象地域拡大を検討していくとしている。