自動車船/RoRo船のWallenius Wilhelmsen(WW)は、スウェーデンGothenburg港と同港の自動車・RoRoターミナル運営におけるコンセッション契約を締結した。Gothenburg港がこのほど発表した。
現在、同ターミナルの運営はLogent Terminalsが行っているが、WWは2026年2月から同ターミナルの運営を引き継ぐ。
コンセッション契約は12年間で、運営については、新たに設立する独立した会社が担う。同契約にはターミナルのエリア、建物、インフラなどの近代化に約600万ユーロの投資プログラムも含まれる。
Gothenburg港の自動車・RoRoターミナルは、岸壁2バースを備え、24万m2のターミナルスペースのほか、鉄道接続やPDI(納品前点検/補修/部品補給)施設がある。23年には、スウェーデンの市場全体の37%を占め26万7000台の完成車を取り扱った。
WWは欧州(Southampton/Zeebrugge/Bremerhaven)、米国(Port Hueneme/Brunswick/Baltimore)、アジア(上海/天津新港/平沢)などの世界主要港で自動車ターミナルを運営している。