日本海事センター・企画研究部はこのほど、「アジア(日本含む)〜米国間のコンテナ荷動き」の2024年12月往航と10月復航の速報値を発表した。
12月往航は前年同月比14.6%増の181.6万TEUで15ヵ月連続のプラスとなった。これにより2024年の年間荷動き量は、2144.5万TEU(前年比17.1%増)となり、22年の2100万TEUを上回り過去最高を更新した。
24年12月のアジア積みは、トップの中国が前年同月比15%増、2位ベトナムが23.7%増、4位インドが16.6%増、5位タイが16%増とASEANと南インド地域が大きく伸びた。一方で3位韓国が1.5%減となったほか、6位台湾が5.2%増、7位の日本が1%増であった。
また24年の年間荷動きでは、トップの中国が前年比16.2%増で全体におけるシェアが55%となった。ベトナムを中心に好調な荷動きが続くASEAN積みは、23.5%増でシェアが25%まで伸びている。
一方、24年10月の復航は15%減の43.1万TEUで4ヵ月連続のマイナス。累計では3%減の476.8万TEUとなっている。揚げ地別では、中国(30.7%減)やインド(20.7%減)、台湾(28.1%減)、日本(12.4%減)が大幅に減少した。
