郵船ロジスティクス（YLK）は2月3日、内航船を利用したモーダルシフトの提供を開始すると発表した。

　新サービスは、オーシャン・ネットワーク・エクスプレス・ジャパン（ONEジャパン）の内航サービス「ONE GREEN BELT」を利用して、京浜港揚げの内貨となった海上輸入コンテナ貨物を内航船に接続して国内最終仕向け地の最寄りの地方港まで輸送するもの。

　内航船を利用することで国内配送のトラック輸送距離を短縮することが可能となるほか、トラックから内航船のモーダルシフトによって、温室効果ガスの排出を従来の陸送と比較して5分の1程度にまで削減可能とした。これによりサステナビリティに取り組む顧客の選択の幅をさらに広げられるとしている。

　また、空コンテナの返却先が地方港になるため、東京港などの混雑解消に寄与するとした。

　同サービスは現在、ONEジャパンが提供する対象航路（京浜港から東北・北関東エリアのCY）においてサービスを提供している。今後はONEジャパンの対象航路拡大に合わせて順次エリアを広げていく計画。