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名古屋港が都内で懇談会開催、飛島ふ頭・金城ふ頭で機能強化が進む
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名古屋港が都内で懇談会開催、飛島ふ頭・金城ふ頭で機能強化が進む

 名古屋港利用促進協議会など6団体は2月7日、都内のホテルに船社/荷主/物流関係者など1200人以上を招いて“名古屋港懇談会”を開催した。

 開会あいさつを行った名古屋港利用促進協議会の藤森利雄会長(写真)は、「昨2024年の名古屋港の実績は、輸出入差引額は8兆6040億円と過去最高となり、27年連続で日本一となった。現在は、港湾機能の強化や、名古屋港を取り巻く環境の変化に対応し、持続的な発展を実現するため、20〜30年先を見据えた新たな長期構想の策定に向けた取り組みを始めている。今後も時代の変化とニーズを的確に捉え、世界で選ばれ続ける港を目指す」と述べた。

 続いて、名古屋港管理組合の鎌田裕司専任副管理者が名古屋港の概況を紹介した。「24年の総取扱貨物量は1億5700万トン、外貿コンテナは259万TEU、完成車輸出は146万台となった。名古屋港は国際競争力の強化のため、現在2つの大規模なプロジェクトを進めている」と説明した。

 「ひとつ目のプロジェクトは飛島ふ頭東側NCBコンテナターミナルの2バース(R1/R2)を水深12mから15mに増深し、耐震化する事業を進めている。R1岸壁を22年10月に供用開始、R2岸壁は23年5月に着工し、早期完成に向けて取り組んでいるところで、完成すると飛島ふ頭南コンテナターミナルと合せて水深15m、延長1400mの連続バースとする」とした。

 2つ目のプロジェクトについては「完成自動車の取扱機能の集約に向け、自動車専用船(PCTC)の大型化に対応するため、金城ふ頭で水深12mの新規耐震強化岸壁の整備を進め、23年3月に概成した。さらに岸壁背後の保管用地16haを埋め立て造成を進めている」と述べた。

 その後、名古屋四日市国際港湾の喜多澤昇社長が乾杯の音頭を取り、場内では活発に歓談が行われた。

Last Updated : 2025/02/14