国土交通省港湾局は2月13日、東洋信号通信社との連携により、同社がVSS(Vessel Schedule Service)にて提供するコンテナ船動静情報をCyber Port上で取得可能とする新機能のリリースに向けて、2月17日(月)〜3月14日(金)の間、機能検証のための無料トライアルを実施すると発表した。
国交省は、民間事業者間の港湾物流手続の電子化を推進するプラットフォームである「Cyber Port」を運営している。
Cyber Portでは、東洋信号通信社との連携により、VSSのコンテナ船動静情報等を取引案件別に取得可能な機能のリリースを検討しており、このほど本機能の仮実装が実施された。それに伴い、機能検証を目的に無料トライアルを行うもの。
同機能は、本船単位ではなく、自社の貨物ごとに動静情報(入出港予定時刻、入出港確定時刻)や代理店名等を取得可能で、VSS掲載外の本船動静情報も取得可能(VSS非掲載の一部船社も対象)。また、API連携のため、必要な時に必要な最新情報を取得できる点などがメリットとなる。
無料トライアル期間は2月17日〜3月14日で(終了期間を延長する可能性あり)、対象事業者は、本機能に関するアンケートに協力することが必須となる(Cyber Portへの利用登録が必要)。なお、新機能正式リリース後は有料化を予定している。