大阪/神戸〜上海間でRoRo貨客フェリーを運航している中日国際輪渡(日本総代理店:日中国際フェリー)の新鑑真(Xin Jian Zhen、250TEU積み)が2月21日、博多港にトライアル寄港した(写真)。同日には、福岡市港湾空港局による歓迎訪船が実施された。
中日国際輪渡は1985年に日本側の出資者である日中国際フェリーとCoscoにより設立された合弁会社。現在は新鑑真と昨年6月に就航した新造国際貨客フェリー鑑真號(Jian Zhen Hao、334TEU積み)の2隻により、大阪/神戸〜上海間で週2便の定曜日・定時運航を実施している(現在、旅客サービスは中断中)。
今回のトライアル寄港は、日中国際フェリーと日本通運の取り組みの一環で、博多港における大型特殊貨物の荷役作業についての安全性を確認した。今後、九州で需要が高まる半導体製造装置などの輸送に対応するため、定期就航化を検討していくとしている。
