日本海事センター・企画研究部がこのほど発表した財務省貿易統計に基づく「日本〜中国間の2024年12月のコンテナ荷動き」によると、日本発・中国向けが前年同月比5%減の68万トンで7ヵ月連続のマイナスとなった。貿易額は3.4%減の8458億円で2ヵ月ぶりのマイナス。また、24年の年計荷動きは、前年比2%減の755.4万トンとなっている。
24年の日本積みの品目別では、トップの「プラスチック及びその製品」が0.4%増、2位の「木材パルプ、古紙、板紙など」が3.8%増、3位の「機械類」が8.1%減、4位の「銅およびその製品」が6.7%増、5位の「鉄鋼」が11.9%減であった。
一方、24年12月の中国発・日本向けは、前年同月比7.7%増の179.3万トンで4ヵ月連続プラス、貿易額は9.1%増の1兆5753億円で4ヵ月連続のプラスとなっている。24年の年計は、前年比2.4%増の2093.8万トンであった。
24年の中国発の品目別では、トップの「機械類」が前年比1.2%減と落ち込んだものの、2位の「野菜、穀物、果実、採油用種子、茶など」が5.4%増、3位の「調製食料品、飲料、アルコール、食酢など」が7.2%増と、日本向けの食品関連貨物が伸びている。
