日本海事センター・企画研究部はこのほど、「アジア(日本含む)〜米国間のコンテナ荷動き」の2025年1月往航と24年11月復航の速報値を発表した。
1月往航は前年同月比15.7%増の200.8万TEUで16ヵ月連続のプラス。月間の荷動き量として24年9月(200.6万TEU)を上回り過去最高を更新した。
1月の主要なアジア積みは、トップの中国が13.7%増となったほか、2位のベトナムが31.1%増、4位のインドが33.1%増、5位のタイが13.3%増と、前月に続いて中国と東南アジア積みが大きく伸びている。対して、3位韓国(5.5%減)、6位台湾(4.2%減)、7位日本(3.9%減)などがマイナスとなった。
また品目別では上位20品目がすべて前年同月比プラスとなり、このうち5位の電気機器、AV機器など(7.4%増)を除く19品目が2桁プラスであった。トップ5では、3位の繊維類およびその製品が26.5%増、4位のプラスチックおよびその製品が25.5%増とそれぞれ2割以上も伸びている。
一方、11月の復航は11%減の48.1万TEUで5ヵ月連続のマイナス。累計では3.8%減の525万TEUとなっている。揚げ地別では、トップの中国(26.8%減)や2位の台湾(5.9%減)、6位のインド(12%減)などが減少した。このほか、3位のベトナム(18.1%増)、4位の韓国(0.9%増)、5位の日本(1.8%)などがプラスとなっている。
