投資ファンドのIAパートナーズ（IAP）は3月7日、傘下のIAPF2が内外トランスラインの株式を対象とする公開買付け（TOB）を実施すると発表した。

　TOBの対象は内外トランスラインの自己株式を除く全株式で、買付期間は3月10日から4月21日までの30営業日。TOBが成立した場合、IAPF2は内外トランスラインの非公開化を計画している。

　IAパートナーズは、内外トランスラインを完全子会社化することにより、同社が築き上げてきた事業基盤を生かしつつ、IAパートナーズが有する豊富な経営ノウハウを提供することで、企業価値向上に向けた経営を推進していく方針。

　これに対し内外トランスラインの取締役会は3月7日、買収に賛同意見を表明し、株主にTOBへの応募を推奨することを発表している。