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センコーと福山通運が業務提携、トレーラーを浜松で中継して共同輸送
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センコーと福山通運が業務提携、トレーラーを浜松で中継して共同輸送

 センコーと福山通運は、5月末からセンコーの中継輸送専用施設「TSUNAGU STATION浜松(TS浜松)」を活用した共同中継輸送を開始した。

 TS浜松は、貨物の積み替えや一時預かり、配達依頼、休憩施設などを備えたセンコーの中継輸送専用の施設。両社は、同拠点から相互に輸送補完することで効率的な運行体制の構築を目指しており、今回の業務提携に至ったもの。

 共同中継輸送の取り組みは、センコーのトレーラーシャーシを両社で共有し、中継拠点のTS浜松でトラクターを交換するトレーラー・トラクター方式で貨物のドッキングを実施する。

 センコーのトレーラーは、センコー・神奈川支店→TS浜松→福山通運・横浜支店の輸送を担い、一方、福山通運のトレーラーは、福山通運・大阪支店→TS浜松→センコー・東大阪支店の輸送を担当する。センコーは神奈川発、福山通運は大阪発の貨物をTS浜松で交換し、その後Uターンすることで輸送の効率を高めるとしている。

 今回の共同中継輸送についてセンコーは、「週5日の安定的な幹線輸送を実施することで輸送力不足といった物流業界が直面する課題への対応が期待される」とした上で、「さらに両社の長距離輸送における1人2日運行の撤廃が可能となり、労働環境の改善、遵法運行の遂行、ドライバー不足の解消に寄与することができる」としている。今後は、両社が進めるダブル連結トラックの活用も視野に入れ、さらなるトラック輸送の効率化を進めていく予定とした。

Last Updated : 2025/06/13