宇徳はこのほど、シンガポールにおいてグループ最大規模の建設工事を受注したと発表した。
同社海外現地法人のUtoc Engineering(UE)が、(株)クラレのシンガポール法人Kuraray Asia Pacific(KAP)から生産プラント建設工事の一部を受注したもの。
同事業は、KAPがシンガポール南西部JurongでEVOH樹脂の生産プラント建設を進めているもので、2026年末から稼働を予定している。
UEは同建設工事において、鉄骨工事、配管工事、機器据付工事の施工を並行して行っていくもので、今回の契約金額が宇徳グループとして過去最大規模となるほか、1日当たりの最大稼働人員が1000名超となる予定。
EVOH樹脂は、機能性樹脂の中では最高レベルのガスバリア性を持ち、酸素などの気体を通しにくく、内容物の劣化を防ぐことから食品包装用途に広く使われており、フードロス削減に貢献している。