独ターミナルオペレーターのHamburger Hafen und Logistik AG （HHLA）はこのほど、ウクライナ西部Batiovoに位置するEurobridge Intermodal Terminal Batiovoの株式60%を取得すると発表した。

　同ターミナルは、EU国境付近の複数の国際鉄道路線が交差する中心的な場所に位置し、ウクライナ、ハンガリー、スロバキア間の貨物輸送の拠点となっている。HHLAは同ターミナルを大陸コンテナ輸送のハブとし、欧州鉄道貨物輸送におけるプレゼンス強化を図る。

　Eurobridge Intermodal Terminal Batiovoは今後、HHLA International GmbHとウクライナの投資会社Fortior Capital LLCの合弁会社HHLA Eurobridge Batiovoとして運営される予定。HHLAが株式の過半数を取得し、鉄道子会社METRANSとともに、ターミナルの段階的な開発を進める計画としている。

　開発の初期段階では、年間約10万TEUの取り扱い能力を見込む。コンテナ、穀物、一般貨物の積み替えに対応し、需要に応じてさらなる拡張も可能としている。