韓国船社HMMはこのほど、同社が運営するスペインAlgecirasのTTIA(Total Terminal International Algeciras)を拡張する計画を発表した。
HMMは6月30日付けで、Algeciras港湾局に同ターミナルの南部地区開発の第1フェーズに関する投資意向書を提出したもの。
同ターミナルは水深17.5〜18.5mで、全長850mと550mの岸壁を備え、年間処理能力は180万TEU。地中海沿岸で唯一の半自動化ターミナルとなっている。
総投資額は1億5000万ユーロで、このうちHMMは3500万ユーロを出資し、残りは第2株主のCMA CGMと外部からの借り入れで調達するとしている。
これにより、同ターミナルの年間コンテナ取扱量は現在の160万TEUから2028年までに210万TEUに増強され、開発の最終段階では最大280万TEUに達する見込み。これに合わせて、コンセッション期間は2043年から2065年まで延長される。