米ターミナル運営会社International Transportation Service, Inc.(ITS)はこのほど、Long Beach港(LB港)Pier Gターミナルの拡張プロジェクト「South Slip Fill Project」を開始したと発表した。
今回の拡張プロジェクトは総額3億6500万ドルを投資し、同ターミナル中央の不要になった19エーカーの入り江を埋め立て、既存の岸壁を約170m延伸し、全長約1030mの岸壁を整備するもの。これにより1万8000TEU型2隻が同時に着岸できるようになる。
2028年末の完成を予定しており、供用後はITSのコンテナ処理能力は最大50%向上する見込み。
ITSのKim Holtermand・CEOは「現地の労働力と米国産の資材を活用し、適切な方法でインフラに投資することで、米国のサプライチェーンを強化する」とコメントしている。
LB港湾局のMario Cordero・CEOは「ITSは当港の用地を拡大すると同時に、ターミナルの容量向上と効率化を推進する」と述べている。画像左が既存ターミナル、右が拡張後の完成イメージ。
