Swire Shippingは、顧客がスコープ3(事業者の活動に関連する他社の排出)の温室効果ガス(GHG)排出量を削減できるカーボン・インセット・プログラム“Voyage to Zero”を開始すると、このほど発表した。
カーボン・インセットは、企業が自社のバリューチェーンやセクター内で排出削減または炭素除去プロジェクトに投資することで、炭素排出量を削減する取り組み。
同社はことし4月、南太平洋を運航する船舶3隻の燃料をB24第2世代バイオ燃料に切り替えたことを発表している。
“Voyage to Zero”では、Swire Shippingが使用する第2世代バイオ燃料を購入し、その使用によるGHG削減効果を検証することで、スコープ3の温室効果ガス排出量を削減する。貨物を輸送する顧客はSwire Shippingによる輸送の有無にかかわらず、第2世代バイオ燃料航海からのGHG削減分を購入し、クレジットを請求することができるとしている。
排出削減はエネルギー等価基準で化石燃料と比較して計算され、独自に検証されたデータを使用する。