Maerskは、中米パナマの太平洋岸の経済特区に物流施設Panama Pacifico Logistics Centre(写真)を開設した。アジア〜米州のウイークリーの海上輸送に対応し、中南米地域のサプライチェーンを支えるクロスボーダー輸送の中枢を担う。
新倉庫は総面積が約2万m2、庫内にはラックとフロア併せて1万3000以上のパレット保管ができ、また、同社の倉庫管理システム(WMS)導入によって、リアルタイムの在庫可視化のほか、自動化への対応、顧客システムとの統合が可能となっている。
施設内では、在庫保管と出荷管理、域内配送のほか、ラベル貼付、キッティング、再梱包、返品管理などの幅広い付加価値サービスも提供していく。
このほか、保税地区として機能しており、関税、売上税の免除措置を受けられるほか、通関手続きも可能。さらに原産国ステータスを維持したまま制限なく貨物を保管・蔵置できるため、タイムリーな貨物にも柔軟な出荷対応が可能になるとしている。
