中国国営造船グループの中国船舶集団(CSSC)とカナダ船主Seaspan Corporationはこのほど、9000TEU型コンテナ船の建造契約を締結したと発表した。その調印式が、CSSCグループ傘下の滬東中華造船で行われた。
造船所、建造隻数などの詳細は不明だが、海外メディアなどによると、メタノールと従来の低硫黄燃料の双方に対応したデュアルエンジン搭載型で、発注隻数は最大12隻、契約額12億ドルを上回るとされる。発注した12隻については、滬東中華造船のほか、グループ傘下の上海外高橋造船(SWS)が建造するとしている。
Seaspanは近年、中国の造船所への新造船発注を増やしており、滬東中華造船には1万5500TEU型3隻、1万3600TEU型6隻の発注残があるほか、ことし4月にはSWSに1万1400TEU型6隻を発注済み。