国土交通省・港湾局計画課は8月29日、昨2024年のわが国港湾におけるコンテナ貨物の取り扱い量(速報値)を発表した。
それによると、全体では2198万TEUとなり前年比で0.9%の微増という結果になっている。そのうち、外貿コンテナの取り扱い貨物量は、1749万TEU(前年比+1.0%)と微増、一方、内貿コンテナ貨物量についても449万 TEU(同+0.7%)と微増になっている。いずれも実入りコンテナ、空コンテナ双方を含むもの。
全体のコンテナ貨物取り扱い量における港湾別の第1位は、変わらず東京港で470万TEU、2位:横浜港308万TEU、3位:神戸港277万TEU、4位:名古屋港276万TEU、5位:大阪港232万TEUとなっており、前年から順位の変動はない。10位以内の港の中では北九州港(8位)が清水港(9位)を追い抜いた点が唯一の変化となった。
また、24年に新たに国際フィーダー航路が開設された釧路港・十勝港・小名浜港・ 新潟港・直江津港では、国際フィーダーコンテナ貨物量の取り扱いが純増していることが報告された。