CMA CGMグループはこのほど、再生可能な天然ガス(RNG)を生産する米エネルギー会社Vanguard Renewablesとの戦略的提携を発表した。
RNGは農場の有機性廃棄物や埋立物、廃水汚泥を発酵・精製処理して得られるバイオガスやバイオメタンのこと。
Vanguard Renewablesは、有機廃棄物を埋め立て処分場から転用するためのソリューションネットワークを提供し、有機廃棄物処理オプションを求める食品・飲料メーカーや小売業者と提携しており、CMAへのRNGの供給を通じて海運の脱炭素化を支援する。
CMA CGMは傘下のエネルギー投資ファンドPULSEを通じてVanguard Renewablesに戦略的少数株投資を行い、長期にわたり同社が生産する相当量のRNGの供給を確保する。CMA CGMは「今回の提携により、全米各地で高品質なRNGにアクセスできるようになる」とコメントしている。