米国のトランプ大統領は9月4日、関税措置に関する日米合意を履行する大統領令に署名した。
今回発表された大統領令では、従来の関税率が15%未満の品目は15%とし、15%以上だった品目には追加関税が課されないと明記された。自動車関税についても、4月発動の25%の追加関税を半減し、既存の2.5%の関税と合わせて15%に引き下げられる。
今回の措置は8月7日にさかのぼって適用され、過払い分は輸入業者などに払い戻される予定で、新たな関税率は9月16日までに適用されることになった。
このほか、日本がミニマムアクセス(最低輸入量)の枠内で、米国産コメの輸入を75%増やすと明記されたほか、5500億ドル(約81兆円)の対米投資について米政府が投資対象を「選定する」と盛り込まれた。