日本海事センター・企画研究部がこのほど発表した財務省貿易統計に基づく「日本〜中国間の2025年9月のコンテナ荷動き」によると、日本発・中国向けが前年同月比2.0%増の58.5万トンで2ヵ月ぶりのプラスとなった。9月までの累計は、前年同期比0.7%減の546.9万トンとなっている。また、9月の貿易額は5.9%増の7669億円で5ヵ月ぶりにプラスに転じている。
日本積みの上位5品目については、トップの「プラスチック及びその製品」が5.4%減、2位の「木材パルプ、古紙、板紙など」が4.9%減、3位の「機械類」が8.3%増、4位の「銅及びその製品」が25.7%増、5位の「鉄鋼」が0.6%増となった。
一方、中国発・日本向けは7.7%増の184.6万トンで7ヵ月連続のプラス。貿易額は10.1%増の1兆6748億円で4ヵ月連続のプラスとなっている。中国積みの品目別では、上位10品目すべてが前年同月比プラスとなり、このうち1位の「機械類」が12.0%増と2桁プラスを記録した。
